熊谷高校校長室より

 平成25年度3学期始業式校長講話

               平成26年1月8日

 みなさん、おはようございます。今年も宜しく。冬休み中、大きな事故もなく元気に登校されたことを大変うれしく思います。冬休み中にセンター試験の練習、部活動や練習試合、補習などで活動する姿を見ました。

 さて、皆さんはどんな気持ちで新年を迎えましたか。

 正月は節目であり、昨年の1年間を振り返り、反省したことを修正する「正す」という意味があります。

 個人的なことですが、私は、川越に住んでいますが、以前話した通り、毎年1月3日に近くの喜多院というお寺で達磨を買います。達磨には家族の健康や仕事のことなどの願い事を書きます。

 今年は達磨を増やしました。そこに、
「熊谷高校の3年生が希望の進路を実現する」と書きました。

 いよいよ、3学期が始まります。3年生はここまできたら、いい意味で開き直って、
体調管理に十分気をつけ、第一志望を目指して最後まで頑張ってください。決まった人は残りの期間を有意義に過ごしてください。

 1・2年生は進路実現のために、基礎を養う時期であり、部活動の中心でもあります。時間を大切にして努力してください。

 さて、皆さんも正月の箱根駅伝をテレビ等で観たと思いますが、本校陸上部の卒業生の宇田君が拓殖大学の選手として、8区を走りました。

 「箱根駅伝に出たい」との思いから拓殖大学に進学し、見事1年生からの出場を果たしました。他の選手と接触して転んでしまいましたが持ち直し、10位を維持して「襷」をつなぎ、来年出場できるシード圏内の総合9位入賞に貢献しました。


 本校で培った気概、ガッツを発揮してくれました。来年は中心選手となると思います。

 2学期の終業式で話したように世の中が混沌としている状況だからこそ、学校は元気に着実に進みましょう。それには、日々の高校生活を真面目にひたむきに過ごし、「未来の自分へ投資する」ことが大切です。

 結びに、印象に残った言葉を紹介します。

 皆さんは映画監督の黒沢 明監督を知っていますか。「七人の侍」などを作った偉大な監督です。

 黒沢監督の晩年の作品に「まあだだよ」というのがあります。教え子と年老いた恩師を描いた作品です。

 その台詞の中に次のような言葉がありますので、紹介します。

 「自分が本当に好きなものを見つけてください、みつかったら、その大切なもののために努力しなさい。君たちは、努力したい何かを持っているはずだ。きっとそれは君たちの心のこもった立派な仕事になるでしょう。」

 熊高生は将来の日本の社会をリードする人材となります。熊谷高校は、
「志の高い仲間」と「熱く、スキルの高い教職員」が揃っており、その環境が整った学校です。

 これからの21世紀社会に求められる人材とは、知識・技術を身につけた上で、グローバル社会に積極的に対応できる発想力、課題解決力、体力などを有するたくましい人材です。

 そのために、時間を大切にして「文武行」に全力投球して、高校時代に確かな知識と体力そして考える力を身につけください。それが、諸君らの地力となります。

 そして、将来、一人一人が「心のこもった立派な仕事」を見つけてください。

 熊高が「全国の名門校」であり続けるためには君たちの奮起が必要です。熊高に対する愛校心に更に火をつけ、一人一人が自己規制して、真剣に勉学等に励むことを熊高生諸君に期待します。

 それでは、充実した3学期になるよう心がけて下さい。以上で終わります。

 


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