熊谷高校校長室より

平成25年度 入学式 式辞

 

     春爛漫の季節となりましたが、本日ここに、御来賓ならびに保護者の皆様の御臨席を得て、「埼玉県立熊谷高等学校第68回入学式」を挙行できますことは、本校にとりまして、この上ない喜びと、深く感謝を申し上げるところでございます。
  ただ今、本校への入学を許可された366名の新入生の皆さん、入学おめでとう。
 皆さんは、日頃の努力が実を結び、見事、入試を突破して、この日を迎えられました。皆さんの晴れ姿は、そのまま、ご子息を温かく育んでこられた保護者の皆様の喜びではないかと存じます。保護者の皆様方に、心からお喜びを申し上げます。
 ここに、本校教職員を代表してお祝い申し上げるとともに、熊谷高校への皆さんの入学を歓迎いたします。
さて、新入生の皆さん、合格発表の日、どんな感激があったでしょうか。その感激と新鮮な気持ち、そして支えてくれた人への感謝の気持ちを持ち続け、これからの三年間の生活を価値あるものにすることを期待します。

   熊谷高校は明治二十八年に創立され、以来、全国屈指の名門高として、優れた生徒たちが学び、「男子校の特徴を生かした進学校」として歩んでまいりました。
 校訓は、「質実剛健、文武両道、そして自由と自治」の三つであります。
「質実剛健」は、まじめでしっかりとした肉体と精神を養うこと、「文武両道」は、学業も部活動も真剣に努力すること、「自由と自治」は、自由な校風の中で自律心や強い責任感を育むことです。
 私は、生徒達にあえて、「学業の文、部活動の武、学校行事の行」を合わせた「文武行」に全力投球することを呼びかけています。そのためには、時間を大切に、時間を管理する必要があります。皆さんが、これらの方針を理解した上で、今日からより高い目標に向かって積極的にチャレンジすることを期待します。

入学に当たり、皆さんへ二つお話しします。

 一つ目は、「継続は力なりということです」
良く聞く言葉ですが、広島県の教育者の住岡夜晃さんの「讃嘆の詩」に出てくる言葉です。一部紹介します。「青年よ強くなれ牛のごとく、象のごとく、強くなれ、『念願は人格を決定す 継続は力なり』という一節です。
また、作家の 井上 靖 氏の言葉に、『努力する人は希望を語り、怠ける人は不満を語る』という示唆に富んだ言葉があります。
一人一人が目的を達成するという強い意思を持ち、「努力を継続し、力」として下さい。自己を規制して、目的達成のために打ち込んだ後、大いなる未来が開けます。

 二つ目は「人との出会いを大切にして欲しい」と言うことです。
 皆さんは、これから、本校で多くの人と出会います。その中には皆さんの人生を変えるような人とも出会うはずです。特に熊谷高校は優れた生徒たちの集まりです。互いに認め合い、励まし合い、高めあいながら、「一生もの の友」を作ってほしいと願っています。出会った人からたくさんのことを学んで、自分を常に高めてください。

熊谷高校の使命は、日本の社会をリードする人材を育成することにあります。その土台として、高校時代に確かな知識と体力そして考える力を身につけ、それぞれの志や夢を実現することを皆さんにも期待します。

次に、保護者の皆さまにお願い申し上げます。
 家庭教育と学校教育との関係は、車の両輪です。学校と家庭とがそれぞれの役割をしっかり果たし、協力・連携して教育に当たることが何よりも大切であります。
 私たち教職員一同、御期待に沿えるよう懸命に努力いたします。御家庭におかれましても、本校の教育方針を御理解いただき、ご子息の成長のためにどうか、厳しく且つ温かく見守っていただきますようお願いいたします。
 また、PTA活動や学校行事などにも、御協力をお願い申し上げます。

 結びに、本日御臨席を賜りました皆様方に改めて心から御礼を申し上げますとともに、新入生の皆さんが充実した学校生活を送ることを祈念し、式辞といたします。

平成二十五年四月八日

  埼玉県立熊谷高等学校長  赤松 峰親


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